授業で使えるプログラミング教材「プログル」リリースイベント

投稿日: カテゴリー: お知らせ

2017年5月13日(土)、一般社団法人みんなのコードは、
プログラミング教育の必修化を見据え「必修化オープニングイベント」を開催いたしました。

第一部では、今春より開講する「プログラミン指導教員養成塾」の入塾式を行いました。
第二部では、みんなのコードが開発・運営を行う、授業で使えるプログラミング教材
「プログル」のリリースイベントを行いました。

第一部 「プログラミン指導教員養成塾 第1期生 入塾式」開催レポート
第二部 「『プログル』リリースイベント」開催レポート

会場となったラクスル株式会社には、入塾者、来賓、メディアの総勢約50名にお集まりいただき、活気溢れる会となりました。

本レポートでは「プログル」リリースイベントの様子を詳しくお伝えいたします。

 


第二部 プログラミング教材「プログル」リリースイベント

 「必修化オープニングイベント」の第二部では、みんなのコードが開発・運営を行う、授業で使えるプログラミング教材「プログル」のリリースイベントを開催いたしました。

 「プログル」は、2020年のプログラミング教育必修化を見据え、 授業設計の容易さ、ICT環境に依存しない仕様、教科との親和性が高い等、小学校の授業で使うことを想定された全国初のプログラミング教材です。この度は、教員の方々に「プログル」にいち早く触れていただき、学校現場でのプログラミング実践に「プログル」を使っていただきたいと言う思いから、リリースイベントを行うこととなりました。また、様々な観点からプログラミング教育やプログラミング教材について考えていただけるイベントとなっております。

 

プログラム 

 

16:00-16:10 「プログル」に込めた想い

16:10-16:25 文部科学省の方針

16:25-16:40 「プログル」教材紹介

16:40-17:10 パネルディスカッション

17:10-17:30 「プログル」体験 及び 懇親会

 

「プログル」に込めた想い

 

 「プログル」に込めた想いと題して、なぜみんなのコードが「プログル」を開発するに至ったのかについてお話いたしました。「必修化において、単元での導入やICT環境、指導スキルとは独立したプログラミング教材の存在が不可欠」と語る、みんなのコード代表理事 利根川裕太。また、「抽象的な概念の初歩段階を扱う算数の特徴に注目し、プログラミング教育入門との親和性が高い」と、なぜ「プログル」の最初のコースに算数の公倍数の単元を選んだ理由を解説しました。そして、「プログル」を使うことで「自分にもプログラミング教育が実践できそうだ」と思ってもらいたいと話を続けました。なぜ、みんなのコードがプログラミング教材を開発するに至ったのか、参加者は興味津々で話を聞いていました。

 

文部科学省の方針

 

 文部科学省生涯学習政策局情報教育課情報教育振興室長 安彦 広斉 様が、プログラミング教育における文部科学省の方針についてお話してくださりました。必修化においては、文部科学省の取り組みが非常に大事になってきます。安彦室長は、プログラミング教育を、人口減少といった広い社会問題から考察し、プログラミング教育が、「能力は高いが自己効力感が低い」と言う日本の教育現場の特徴を変えていく可能性があるとしました。欧米諸国やアジア諸国と日本と言う国際関係的な視点からも、日本におけるプログラミング教育の重要性を強調し、「文部科学省としても今後積極的に普及推進活動に取り組んでいく」とお話いただきました。

 

 

「プログル」教材紹介

 

 「プログル」開発者 田中 高明が、「プログル」について説明しました。授業で使えるプログラミング教材「プログル」開発における、エンジニアの視点として、全ての子どもがプログラミングを学び始める環境を整えたいと言う想いを語りました。また、既存の「公倍数コース」に加え、今夏には新たに「多角形コース」をリリース予定であること、さらに他教科にも展開していくと言うロードマップを公開しました。実際に、デモンストレーションをしながら教材説明をすることで、参加者たちは、より授業で使用するイメージが湧いたと思います。最後に、「最終的には、「プログル」をプログラミングを好きになり、楽しむことができる教材にしたい」として教材紹介を終えました。

 

 

パネルディスカッション

 

 様々な立場の方をお招きして、より多角的にプログラミング教育を考えることができる会としたいと言う想いからパネルディスカッションを行いました。モデレーターは、みんなのコード代表理事利根川裕太。パネラーとして、以下の方をお招きいたしました。

 

  1. 文部科学省生涯学習政策局情報教育課情報教育振興室長 安彦 広斉 様
  2. 杉並区立天沼小学校校長 福田 晴一 様
  3. 浜松市立雄踏小学校教員 菊地 寛 様
  4. みんなのコード 指導者養成主任講師 竹谷 正明

 

左から、安彦室長、福田校長、菊地教諭、竹谷

 

様々な立場の方々に参加していただき、パネラー相互で質問しあっていただく形式を取りました。

まず、最初は安彦室長。

「「次期学習指導要領」によって、現場は混沌としていますが、文科省からどういった策が投じられるのか?」

と、いきなり文科省のこれからの活動に関して切り込んだ鋭い質問が出ました。

「文部科学省は、総務省、経済産業相と共に官民で協力してプログラミング教育を推進する「未来の学びコンソーシアム」を立ち上げ、今後様々な取り組みを行っていきます」と話す安彦室長のお話を、参加者の方々はメモを取りながら真剣な表情で聞いていました。

 

プログラミング教育において、先進的に実施を行う杉並区立天沼小学校の福田校長には、

「学校現場にプログラミング教育を普及させる上でどのような取り組みを行っていますか?」

と言う、管理職目線での質問が投げかけられました。参加者の中には、管理職の方も参加しており、福田校長のICTインフラ整備の重要性やグループで協同的な取り組みを期待するといった、プログラミング教育への洞察を熱心に聞いていました。

 

 

また、初めて「プログル」を授業を使用した浜松市立雄踏小の菊地先生には、

「「プログル」を使用して授業をしてみて、子どもたちの反応はいかがでしたか?」

と、「プログル」を使用した感想や子どもたちの話が訊かれました。実際に教科の中でのプログラミング実践における「プログル」の手応えを話す様子に、パネラーをはじめ会場全体が興味津々といった様子でした。

 


最後に、今年よりみんなのコードの指導者養成主任講師を務める竹谷は、

「プログラミング教育を普及させていく上で、課題は何だと思いますか?」

という、質問に対して、30年以上に渡る長い教員生活を踏まえ、年間カリキュラムなど、教員の立場から見たプログラミング教育普及の障壁に対する考えを述べました。

 

 

開催概要

 

日時  :2017年5月13日(土) 16:00~17:30

会場  :ラクスル株式会社

参加者 : 学校関係者、教育関係者 50名

参加費 :無料

 

▽本件に関するお問い合わせ先

一般社団法人みんなのコード

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-15-2 MTエステートビル5階

info@code.or.jp