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みんなのコードマガジン

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Hour of Code Japanこどもの日1万人プログラミング〜 開催レポート

一般社団法人みんなのコードは、2016年5月5日(木)Hour of Code Japan こどもの日1万人プログラミングを開催いたしました。

開催実績

実施会場数:110会場
総参加者:12,633名
>>>各会場での参加者合計:3,378名
>>>オンライン(ご自宅)からの参加者合計:9,255名

開催レポート

第一部

メイン会場となった日本マイクロソフト株式会社では、約150名のこども達が期待に胸を膨らませ、13:00から続々と会場入りをしてきました。13:30になると会場が暗転し、著名人からの応援メッセージやスポンサー企業様のご紹介動画が流れ、「5・4・3・2・1・さあ、Hour of Codeでプログラミングを始めよう!」の掛け声とともにスタートしました。

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会場提供者挨拶:日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 中川 哲 様
主催者挨拶:一般社団法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太

写真右:日本マイクロソフト株式会社 中川 様
「未来の仕事の47%はAIやコンピューターに取って代わられるが、そのかわりにアメリカでは2020年に620万人もが”新しい仕事”に就くと言われている。そのために新しい技術を身につけて欲しい。新しい技術の1つは間違いなくプログラミングになるので、マイクロソフトは全力で支援したい」

写真左:一般社団法人みんなのコード 利根川 裕太
「政府も2020年に小学校でのプログラミング必修化を目指しているが、2万校40万人の子どもたちに誰がどうプログラミングを教えるのかが課題。今回のイベントなどを通して、子どもたちはどう学び、どう変化するのかを、保護者にも教師にも多くの人に見て欲しい」

小学生プログラマー澁谷 知希くん へのインタビュー

次に、8歳にしながらプログラマーとして自作のゲームを作成している澁谷くんにインタビューをおこないました。

Q1:いつからプログラミングをしていますか?
A1:お父さんがプログラミングをしていたので、2歳の頃にはエクセルでhtmlを触っていた。記憶にはないけど(笑)

Q2:プログラミングって楽しいですか?
A2:自分で高度なコードを書いて、それが思った通りに動いた時は嬉しい。わからない事がある時には、自分で調べたりリファレンスを見ながら考えています。

Q3:学校でもプログラミングできる友達が増えたら嬉しい?
A3:嬉しいけども、まだ学校では10人に聞いたら9人はプログラミングを知らないので難しいかもしれない。みんなでプログラミングができれば、わからないことを教えあえるし、コードを共有できるので早く友達が増えてほしい。

 澁谷くんの回答には、ボランティアで参加していたエンジニアの方々も思わず納得してしまうような回答もあり、1人の素晴らしいエンジニアなんだなと感じました。

記念撮影

挨拶やインタビューを終えた後に、参加者全員で記念撮影をしました。こんなに多くのこどもで写真を撮ることに慣れていないため、戸惑ってしまいましたが全員で大きな声で「Hour of Code!」と叫びながら撮影をすることができました。

第二部

いよいよ実践!Hour of Code!

第二部からは、いよいよ待ちに待ったHour of Code体験です。
チューターと呼ばれるエンジニアのボランティアの方が各テーブルにつきながら、一緒にゴールを目指しました。会場のあちこちから「できた!」という喜ばしい声や、「なんでできないんだよ〜」という考え抜いている声まで、こども達の様々な”頑張り”の声が聞こえてきました。中には、画面に集中しすぎてチューターさんの声が全く耳に入らない子も(笑)

全国の連携会場も大成功でした!

メイン場のほか、全国110会場で同時に開催していた今回のプログラム。準備から当日の運営までご協力いただきました企業様・団体様、本当にありがとうございました!

世界初!?感情を持ったロボットPepperとコンビを組んでいるお笑いコンビ ペッパーズ登場

最後にスペシャルゲストとして、感情を持つロボット「Pepper」とお笑いコンビを組んでいる「ペッパーズ」が登壇しました。

漫才の途中でPepperのおデコで会場写真を撮って「笑ってない奴の顔を覚えたぞ」とすごむシーンや、なぞなぞの回答をネット検索するなどロボットならではの”笑い”で会場は大きな笑顔に包まれました。
初めてPepperが漫才をするところを見て、こども達には”プログラミングを勉強することで、こんなことも将来できるようになるんだ”と思ってもらえたらいいな。

最後にボランティアスタッフ全員で記念撮影!本当にありがとうございました!

参加者の感想

本イベントに参加した保護者の方のアンケート回答を一部ご紹介させていただきます。

Q1:本イベントをお知り合いにご紹介したいですか?

Q2:本イベントに参加した理由を教えてください。

Q3:本イベントの感想

  • 以前こどもがゲームを作ってみたいと話しており、プログラムした後の笑顔が満足そうだった
  • プログラミングについて深く考えることなく楽しいところから入れるので、子供達にはとてもよいと思いました。
  • 全く関心の無かった子供に違う世界の扉の向こうを覗かせることが出来た
  • プログラミングに興味のある子ども同士が出会え集える場として良かった。
  • プログラミング教育が、子供の教育に必ず必要になると確信しているので、一人でも多くの子供に参加して欲しい。
  • 子供の友達でプログラミングに興味を持っている子を知らないため安易に勧めることは難しいけど、興味がある子には勧めたいです。
  • 小学1年生の娘はあまりタブレットを扱わせていないのですが帰宅後も夢中になってチャレンジしていました。私自身もやって「まだ娘には難解だな」と思う場面もありましたが「そのような考え方、やり方がある」ということが分かるようになる日がい つ来るのだろうと楽しみになりました。つまり初めての人でも親子で楽しく体験できるという点でお勧めできます。プログラミング教育に興味を持っていたお友達に教えて実際に参加しましたがとても喜んでいました!
  • 今回の体験で子供達が色々な機器がプログラミングで動いていることに感動していた。そんな体験をもっとたくさんの子供達がして欲しい。
  • 子供がとても喜んでいた。 素晴らしい体験でした。

アンケートにご回答いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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