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教科「情報」好き高校生のインターン奮闘記!みんなのコードで見つけた学びと成長の1か月

こんにちは、河野真喜巳です。私は現在高校3年生で、この夏1か月間みんなのコードでインターンシップに参加していました。
みんなのコードでインターンを行ったきっかけ、またこの夏に経験したことについて、この記事でお話しさせてください。

「情報」との出会い、その魅力を広めたい

私は現在17歳で、高校で「情報」という科目に出会い、その魅力にどっぷりとハマりました。デジタル技術やプログラミングを学ぶ中で、その無限の可能性に心を動かされ、自然と「この楽しさを他の高校生にも広めたい!」という強い気持ちが生まれました。

そこで、独学で「Inducation」というWebサイトを作成し、高校生向けに情報教育を啓発する活動を始めました。

自分でもワークショップを主催したり、さまざまなイベントに参加したりしてきましたが、もっと広い視点で情報教育について知見を得たいと考えるようになりました。

そんな中見つけたのが、みんなのコードというNPO団体でした。すぐさまコンタクトし、みんなのコードが主催するイベントにいくつか参加させていただく中で、今回夏に1か月間インターンとして、活動させていただくことになりました。

インターンシップの始まり

最初は、緊張の連続でした。特に全体での自己紹介の場面では、手が震えるほどでしたが、みなさんの温かくユーモアある雰囲気に助けられ、少しずつリラックスすることができました。

今回人生ではじめてのインターンシップへの参加で、社会人の方々と一緒に活動するのは新鮮で貴重な経験でした。具体的な業務に入っていく中で、私は、みんなのコードの事業の幅広さに驚きました。情報教育はもちろん、生成AI、ジェンダーギャップの解消、さらに「プログル」というコンテンツの開発も自社で行っており、まさに多方面からアプローチしている団体であることを知りました。

驚きと気づきに満ちた毎日

インターン期間中、様々なプロジェクトに関わらせていただきました。

例えば、学校教育の事業を行う「未来の学び探究部」の定例会議では、元学校の先生や教材開発を手がける方、企業との連携を担当する方など非常に多様なバックグラウンドを持つ人々が集まり、活発な議論が交わっていました。それぞれの専門性の高さに圧倒されながらも、私自身も高校生の立場から意見を述べさせていただき、議論が大きく広がりました。

また、都内の公立小学校で行われたイベント「プログラミング教育 明日会議2024」にも参加し、小学校教育現場の変化やデジタル技術の導入に関する現状を学びました。こういった実際の現場に触れる機会は、普段の学校生活で体験できないものばかりで、新たな知見を多く得ることができました。

「SteP」と「とりあえずやってみる」の精神

さらに、小学校の女性教員向けに特化したプログラミング教育の養成プログラム「SteP」に、運営スタッフとして参加しました。研修では、「ピクトグラミング」や「ドット絵プログラミング」などのワークショップが開催されました。私は写真撮影や、女性教員のサポートを担当しながら、元広島県教育委員会教育長の平川理恵さんの講演も聞くことができました。

講演では、子どもたちが自分で時間割を決めたり、学年に関係なく協力し合うという教育方針に感銘を受けました。特に印象に残ったのは、どんなに小さなことでも「とりあえずやってみる」という姿勢の大切さです。挑戦することが新しい発見につながるという気づきは、今後の私の活動においても大きな自信となりました。

3つの学び:視点、気づき、挑戦

他にも多くの活動に参加しましたが、インターンシップで得た学びは大きく3つあります。

1つ目は「自分の視点を大切にする」ことです。
さまざまな情報教育の有識者と意見を交わす中で、自分の見解が未熟に感じることもありました。しかし、高校生だからこそ見える視点や意見も非常に重要であると気づきました。年齢や経験に関係なく、自分の考えを発信することが大切だということを実感しました。

2つ目は「気づきを得ることの重要性」です。
インターン期間中、たくさんの意見や体験談を聞く中で、自分では気づかなかった視点や発想に触れることが多々ありました。小さな発見や気づきを積み重ねることが、次のステップにつながると感じました。

3つ目は「恐れずに挑戦する」ことです。
インターンシップを通じて、「失敗してもいいから挑戦してみる」という姿勢がいかに大切かを学びました。変化の激しい時代においては、技術や状況が進化するスピードに追いつくためにも、臆せず挑戦することが重要です。

膝をすりむくことを恐れず、一歩を踏み出すことが、新たな可能性を開くカギだと強く感じました。

みんなのコードの研修内でAppleVision Proを使用してみる!

これからの展望

インターンシップを通じて得た経験を基に、これからも「情報」の楽しさを普及する活動を続けていきたいと思っています。特に最初に紹介した「Inducation」をさらに発展させ、実際に「情報」の授業を自ら行ったり、企業との連携にも積極的に挑戦していきたいです。

また、高校生としての視点を活かしながら、さらに多くの人に「情報」の魅力を伝えていくための新しいアプローチなどの挑戦を続けていきたいと思います。

最後に、このインターンシップの機会を与えてくださったみんなのコードのみなさん、本当にありがとうございました!

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