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みんなのコードマガジン

活動レポートをお届けするウェブマガジン

自信が芽生える”テクノロジー×第三の居場所” – SMBCグループ社員が見た子どもの姿 –

こんにちは! 私たちはSMBCグループ プロボノワークプロジェクトの中でみんなのコードの活動に参加している株式会社三井住友フィナンシャルグループの社員です。

今回は、私たちがプロボノを通じて出会った親子へのインタビューをご紹介します。

※「プロボノ」とは
ラテン語の「公共善のために(Pro Bono Publico)」に由来し、社会人が、営業・企画・開発・マーケティング・広報など業務を通じて培ったスキルや経験を活かし、NPOに不足しがちなビジネスの視点を持って支援を行うボランティア活動です。

コンピュータクラブハウス加賀(=通称CCH)とは

突然ですが、皆さんは「コンピュータクラブハウス」という場所をご存知でしょうか?

コンピュータクラブハウスとは、1993年に米国・ボストンで生まれたコミュニティー。パソコンをはじめ、3Dプリンター、VR、ロボットなど、子どもたちがさまざまなテクノロジーに触れられる施設で、現在は世界20カ国100カ所に設置されています。

ふらっと気軽に訪れることができ、子どもたちの学校・家庭以外の第三の居場所としても機能しています。

今回は、そのコンピュータクラブハウスの日本国内第一号拠点であるコンピュータクラブハウス加賀(=CCH)に通う親子様にインタビューをしました。

みんなのコードでは、コンピュータクラブハウス加賀をはじめ、すべての子どもたちにテクノロジーを使った自由な創作活動ができる居場所を全国各地で運営されています。

CCHは、子どもたちが放課後や休日に自由に訪れて、学校や家庭以外でテクノロジーに触れることのできる貴重な機会として利用されています。

CCHに通うAさん親子にインタビュー!〜CCHの魅力とは?〜

プロジェクトの中で、CCHに通うAさん親子にインタビューをさせていただきましたので、その様子を皆さんにも共有させてください!

インタビュアー:今日はよろしくお願いします。

お母さん:よろしくお願いします!

インタビュアー:お子様をCCHに通わせようと思った理由をお聞かせください。

お母さん:友達に誘ってもらったのがきっかけです。上の子が不登校だったのですが、学校と家族以外に居場所がなかったのが辛かったのかな、と思っていました。

そこで、弟には早めに学校と家庭以外の第三の居場所を作ってあげたいな、と思って。

また、CCHは、個人でも活動できるし、みんなとも活動できるし、子どもがなかなか輪の中に入れない心配があっても、そういう敷居の低さみたいなものが良いなと思いました。

あとは、家から近く無料で利用できるので、親からも通ってみたら?と気軽に子どもに言えました。習い事とは違い2、3回行ってみて合わないと感じたたら、続けなくてもいいやという軽い気持ちでした。

▲子どもの活動イメージ(※写真の子どもはAさんではありません)

お母さん:今は週に2回程度通っています。

学校をお休みした日はCCHには行けないよという約束にしたら、子どももCCHに行くために学校に行くと言います。 子どもも通っていてすごく楽しそうです。

インタビュアー:ありがとうございます。やっぱり学校・家庭以外の第三の居場所みたいなものが家の近くにあるとすごくいいですよね。

では次の質問です。ご家庭で「CCHで今日はこんなことをした」等の話をすることはありますか?

お母さん:家で、私は「何を作ったの?」「何をしたの?」と聞くようにしています。

先日は、友達と5〜10分くらいの長編ドラマを作ったらしく、嬉しそうに話していましたね。私もそのドラマも見てみたのですが、よくここまで作れるようになったなあと感動しました。

最近だと、家でもスマホで画像や動画の編集をしています。

私は全然やり方が分からないのですが、逆に子どもからやり方を教えてもらっています。

小学校ではなかなかパソコンの話題で盛り上がれる友達が少ないみたいなのですが、中学に入ったらパソコン部などがあるので、動画編集とかテクノロジーの話ができる友達もできるのではないかなと思っています。

インタビュアー:本当に子どもの吸収力ってすごいですよね。ありがとうございます。次の質問です。CCHが子どもに良い影響を与えていることなどがあれば教えてください。

お母さん:子どもが制作した動画が、石川県の某動画コンテストに出場したんです。。それがテレビ放映されて、学校の友達にすごく褒められたみたいで嬉しそうにしていました。

本人もすごく自信になったみたいで、今年もチャレンジするぞ!とすごくやる気になっています。

インタビュアー:ありがとうございます!子どもの自信になることを見つけるってすごく良いですよね。これからCCHに通わせようか迷っている他の保護者に、メッセージをお願いします。

お母さん:来てみたら楽しいよ!とお伝えしたいです。最初はハードルも高いかもしれないけれど、気楽な気持ちでした。

インタビュアー:ありがとうございました!

〜ここでAさん登場〜

インタビュアー:Aさんこんにちは。本日はよろしくお願いします!

早速ですが、質問させていただきます。このCCHを利用し始めた理由はなんでしょうか?また、最近CCHでどんなことをやっていますか?

Aさん:友達に誘われて通いはじめた。

最近は友達と動画を作ったり、今年の動画コンテストに向けて計画を立てたり、PCでゲームをしたり、ゲームに出てくるグッズを3Dプリンターで作ったりしています。

▲CCHで活動する子どもの中には本格的な動画制作に打ち込む子も

インタビュアー:動画やゲームのグッズを作ることができるなんて、すごいですね!

では、次の質問です。今まで作った物の中で、一番気に入っているものはなんでしょう?

Aさん:3Dペンで作ったこれです!!

インタビュアー:完成度が高いですね!どれくらいの期間で作ったんですか?

Aさん:1日です。

インタビュアー:すごい!そんな短期間で作れちゃうんですね。

それでは、最後に質問です。今のAさんの目標はなんですか?

Aさん:動画を制作して今年の動画コンテストに出ることです。他にも作りたい動画があります。

インタビュアー:ありがとうございます。次の動画もできたら、ぜひ私にも見せてください。楽しみにしています!!

利用者アンケート

Aさん親子へのインタビューに加えて、他の利用者の方々にもアンケートをとらせていただきました。

Q1.CCHに通う子どもたちの年齢は?

小学生から高校生まで、幅広い年齢の子どもたちが通っていることが分かります。

Q2.今までに作った作品は?

マインクラフト、3Dプリンター、レジン、VR、ロボット、曲作り、など

様々な機器を使って創作活動を行っていることが伺えますね。

Q3.将来やってみたいことは?

料理人、声優、Youtuber、プログラマー、絵の仕事、作家、漫画家、など

CCHで経験した活動が、将来の夢につながっていそうです。

Q4.保護者に聞きました!お子さんは通っていて楽しそうですか?

約8割の保護者から「とても楽しそう」「楽しそう」とのご意見を頂きました。

「まあまあ」との意見の中には、「パソコンに興味がないタイプだと合わない」という声もありました。逆に、ものづくりに興味があるタイプだととことん没頭できる環境が整っているようですね!

インタビューを通じて感じたCCHの魅力

Aさん親子へのインタビューを通して、CCHの魅力が本当によく伝わってきました。

学校でも家庭でもない、子どもたちの新しい居場所として、地域の中で機能しているのだな、ということがよく分かりました。

また、CCHにはパソコン、カメラ、3Dプリンターなど、いろんな設備が充実しています。自分の地域に、このような場所があるなんて、本当に素敵だなと思いました。

今回、私たちがAさん親子にインタビューをさせていただいた際、Aさんが目を輝かせながら自信満々に、自分が作った3Dペンの作品を見せてくれたのがとても印象的でした。

子どもたちが何か好きなことや興味のあることをCCHで見つけて自信をつけ、輝かしい未来へ羽ばたいて行って欲しいと、Aさん親子を見ていて切に思いました。

今回関わらせていただいたみんなのコードさんは、CCHのような取り組みを加賀だけではなく全国各地に広げています。

少しでも我々の活動に興味を持った方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらのリンクから支援のほどよろしくお願いします。


サポーター募集▶︎ https://support.code.or.jp/

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