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地元高知で、好きなことを仕事に。子どもたちのロールモデルになりたい!

はじめまして!2023年にみんなのコードにキャリア採用で入社した西森です。

高知県須崎市にある子どもたちが自由にテクノロジーに触れられる居場所「てくテックすさき」でコーディネーターとして勤務しています。

須崎市内外から「てくテックすさき」に来る子どもたちに、最先端のデジタル機器を通してものづくりの楽しさを伝え、子どもたちの創造性を育んでいます。

私が、なぜてくテックで働くことを決めたのか、自分自身の幼少期も振り返りながらお話ししたいと思います。地元で働くことや教育に興味がある方々にこの記事が届くと嬉しいです。

テクノロジーが好きだったけどテクノロジーを学ぶことができなかった10代

私は、小学生のときに家族で高知県に引越して来ました。当時授業でPCを触る機会が何度かあったのをぼんやりと覚えています。2年生の時の授業で作ったオリジナルの詩にPCを使ってデジタルイラストを描いた作品で、グラフィック部門賞を受賞しました。その時の賞状は今でも実家に飾ってあります。

中学生になると、父が中古のPCをどこからか持って帰ってきたことをきっかけにオンラインゲームを始めました。夜は学校の友人とチャットで会話したり、HTMLやCSSでホームページを作って見せあったり、楽しかったのを覚えています。

PCを使って何かをすることが好きだったので、情報系の高校へ進学しました。でもいざ入学してみると、PCを使って実践的なことを学ぶ授業が少なく、全然面白くなかったんです。プログラミング検定にも挑戦しましたが、試験が筆記形式でびっくりしました(笑)プログラミングの検定なのにPCを使わないなんて…!

3年生からは希望制でコースが分かれるようになっていて、私は技術応用コースを選びました。PCを使って実践的なことを学べる授業を期待していましたが、その期待を超えることはありませんでした。それから、放課後に友人とオンラインゲームは続けていましたが、高校で学んだことを将来の仕事に活かすということは全く考えていませんでした。結局大学も情報系ではなく、経営・経済系の学科へ進学しました。

一方で、小・中・高で共通していたのは、養護教諭の先生にお世話になったこと。休み時間や放課後、時には授業中に保健室に行ってはおしゃべりをしていました。親にも友人にも話せなかったことが養護教諭の先生には話せてしまうんです。今思えばですが、保健室が、当時の私にとっての第三の居場所だったと思います。

「地元」×「好き」を仕事に!

就活は、航空管制官に憧れ、航空自衛隊を受けて合格しました。でも、当時私のような選択をする学生は少なかったので、大学から建設系企業の事務職の求人を勧められ、結局そこへ入社することになりました。

自ら受けた企業ではなかったので充実感を得られないまま数年が経過したある時、別部署の同僚と転職の話をする機会があり、20代のうちに新しいことにチャレンジしてみようと決意しました。

とはいえ、大好きな高知から出ることは全く考えられず、県内勤務に絞って求人を見ていたところ(UIターン向けの媒体を活用していました!)、ほとんどが製造業や土木・建築系の求人。その中で異彩を放っていたのが、みんなのコードが運営する「てくテックすさき」でした。

「子どもたちの第三の居場所」という点に惹かれ、これだ!と思いました。その後、実際に現場を見て、館長のジョーさん(牛島青さん)に話を聞いて、強く共感しました。自分も第三の居場所に助けられた経験があったり、テクノロジーの可能性や面白さを体感していたり、共通点が多かったからだと思います。

「子どもたちと関わること」がコーディネータの大事な役割

現在はてくテックのコーディネーターとして働いています。てくテックでは、館長と、副館長のような役割で施設運営の実務を担当するコーディネーターと、子どもたちの活動をサポートするメンターで運営しています。

コーディネーターが担う役割の中でも、私が現在力を入れているのは、「子どもたちと関わること」です。それは、ただ楽しく一緒に遊ぶということだけではありません。

例えば、盛り上がっていないブースがあれば、まずは私が機材を使ってみます。そうすると、少しずつ興味を持ち始めて、一緒に活動を始めるお子さんが出てくるんですよね。もし誰も興味を持ってくれなくても、私が作った完成品に刺激されて、その作品を使って遊び始めるなんてこともあります。

居場所にきたけど活動が始められないお子さんや、やりたいことが見つからないお子さんがいたら、最初の一歩を踏み出すきっかけを作ったり、活動がしやすいようにサポートしてあげることが、私たちスタッフの重要な役割の一つです。

また、子どもたちに関わることがメインの業務であるメンターたちが、自分の特技を活かして目の前の子どもたちと全力で活動できるよう、私は施設全体を見て動くようにしています。

子どもとの関わり方に正解はない

施設を利用する子どもたちのタイプは様々なので、どう声をかけたら良いか迷うこともあります。

ある日、同僚に「誰かを真似たり、考えすぎたりしなくていいんだよ。大人はいろんなパターンの人がいるんだよと伝えてみるのもよいかも。」と声をかけていただき、なるほどなと思いました。

それ以来、てくテック全体として大事にしていることを意識しつつも、自分のスタイルで子どもたちと接していこうと決めました。肩の力を抜いて子どもたちと接する中で、子ども自身の世界が広がる瞬間を目の当たりにすることも。

特に印象に残っているのは、スマホ依存傾向のあるお子さんが、てくテックで過ごすうちにスマホ以外に興味の幅を広げていったことです。

私が観察している中でそのお子さんはVTuberに興味がありそうだと感じたので、てくテックの機材で類似のことができないかを調べ、作ってみたものを見せてみました。すると、予想通りそのお子さんは興味を持ってくれて、その後PCで自分のアバターを作るようになりました。

地元で楽しく働く、そして、子どもたちのロールモデルになる

転職を考え始めた時は、地元に、てくテックのような場所があることは知りませんでしたが、この仕事に出会えてよかったと思っています。

子どもたちにとって、あそび、まなび、つくりだせる心地の良い第三の居場所であり続けられるように、ここで私らしく、楽しく働き続けたいと思っています!

いつか、私みたいな働き方が地元の子どもたちの参考になったら嬉しいです。

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