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島嶼(三宅島)支援始まる〜 東京都プログラミング教育推進校支援 〜

みんなのコード主任講師の福田です。

みなさんご存知でしょうか。東京都には小笠原諸島はじめ伊豆七島を含む離島があります。車のナンバープレートは全て「品川」と表示される島嶼地域です。伊豆七島の中央に位置する三宅島、三宅小学校は東京都のプログラミング教育推進校の一つです。みんなのコードは「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」のコンセプトに則り、島嶼地域への継続的な支援をスタートしました。三宅小学校は、全校児童70名の単学級の小規模校ですが、一人一台ずつのiPad が整備されています。

年月を振り返ること十余年前、三宅島の雄山が地割れ噴火をし、全島避難を余儀なくされました。西多摩の全寮制の秋川高校を仮校舎として、三宅小中学校の児童生徒が生活したことを覚えています。その後、避難解除となりましたが、地区によっては自宅が溶岩流によって被害に遭い、離島する家庭も多くあったようです。その結果、約8000人の島民は3000人を下回り、三つの小学校も三宅小学校に統合されました。三宅島には、小学校、中学校、高等学校が一つずつあり、教員住宅も完備され、先生方の交流は校種を超えて活発に行われています。過日のプログミング導入の背景や、アンプラグド型の研修会にも、中学校、高等学校の先生も関心を示されたようです。

今後は、小・中・高等学校の系統的な指導についても、意見交換される期待感をもちました。小学校の先生方は、日頃より一丸となって教育活動に取り組まれている様子も伝わり、ルビィのぼうけんやHour of Code に楽しく取り組まれていました。研修時間を終えても様々な教材を手にして、これからの授業づくりをイメージされていました。七月の低学年の授業を皮切りに、全学年が授業実践する熱い想いに、しっかりと応える決意です。竪山校長先生の「島民の生活を、プログラミングでより豊かにする子どもの発想が楽しみです。」と、課題解決に挑む姿勢に敬意を表し帰京しました。

今後も日本全国、島のすみずみに至るまでプログラミング教育を子どもたちに届けるべく邁進してまいりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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