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小学生が Google 社員に仕事インタビュー!

小学生が Google 社員に仕事インタビュー!データセンターの秘密とは!?

小学校を中心とした研修・実証研究を担当している未来の学び探究部の竹谷です。2024年10月に、印西市立原山小学校でデータセンターについて学ぶ授業が実施されました。

この授業では Google データセンターで働く社員の方々に、子どもたちが直接インタビューをしました。見えないところで便利なサービスをを支えているデータセンターの実際について深く学ぶ機会となりました。今日はその授業について紹介します。

授業実施の背景

Google は2023年4月に日本第一号のデータセンターを千葉県印西市に建設し、稼働を始めました。 Google には、データセンター周辺の地域を支援する助成制度があります。

みんなのコードがその助成プログラムに採択され、2023年4月より、印西市と連携協定を結んで情報教育への支援を行っています。その一環として Google 社員の方々の協力を得て、昨年度に引き続き、実施となります。

今年度は原山小学校だけでなく、他にも内野小学校、原山中学校、印西中学校とより多くの学校で実施していただけることになりました。 Google 社員の方々はボランティアでの参加ですが、たくさんの方から希望があったと聞いております。

原山小学校での授業の様子

当日は1時間目に5年生、2時間目に6年生を対象に行いました。

授業の最初に、 Google 社員の方からデータセンターの概要についての簡単な説明がありました。データセンターがインターネットを支える重要な施設であることや、24時間365日継続して運用するために必要な設備や安全を確保するための仕組みについて紹介されました。

子どもたちは、今まで目にしたことのないデータセンターの内部や仕事の様子について興味深く聞き入っていました。

その後、子どもたちはいくつかのグループに分かれ、各グループにデータセンターの方が1人ずつ入り、グループごとにインタビューを行いました。子どもたちは直接質問をする機会を得て、積極的に質問を重ねて学んでいました。

1時間目の5年生の授業では、子どもたちは事前にデータセンターについての基礎的な知識を学び、それに基づいて質問を考えてきました。

「日本で最初に印⻄市を選んだのはなぜですか?」
「データセンターではどうやって安全にデータを守っているのですか?」

など、たくさんの質問を用意していました。

データセンター内でのサーバー管理やデータの保存、また冷却システムの役割について、社員の方々が子どもたちにとってわかりやすい説明をしてくださいました

2時間目の6年生の授業では、昨年も同様の授業を受けたこともあり、より一歩進んだ質問が多く見られました。6年生はデータセンターのこれからについて考えるために、課題になりそうなことを事前に考え、それに基づいて質問を準備してきました。

「データセンターの電力消費をどのように抑えているのですか?」
「地域貢献については具体的にどのようなことを行っているのですか?」

など、より深い理解を求める質問が次々と飛び出し、社員の方々も具体的な実例を挙げながら、ていねいに回答してくださいました。

6年生は、技術的な側面や環境に関して特に興味を示しており、昨年の学びがしっかりと活かされていることが感じられました。

授業の終わりには、5年生と6年生それぞれが

「セキュリティがやっぱりすごい、絶対に入れない!」
「こうなっているから安心して使えるんだね」
「データセンターで働いてみたいと思いました」

といった感想を共有してくれました。

普段意識したことのないデータセンターの内部について学んだことで、子どもたちは情報技術の重要性や、それを支える人々の仕事への理解を深めることができたようです。

今回の授業を通して、子どもたちはインターネットを支えるために働く人々の努力と、その技術の仕組みに触れることができました。

授業後に、インタビューで学んだことを周りの人に伝えられるようそれぞれがまとめに取り組んだとのことです。子どもたちの情報技術への興味が、今後どのように広がっていくのか、とても楽しみです。

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