日本初!全国10都市で教育委員会・企業・学校の先生が総動員
小学校の先生向けプログラミング教育の会議を全国10都市で開催
一般社団法人みんなのコード(東京都渋谷区、代表理事: 利根川裕太 以下、みんなのコード)はこの度、全国各地の教育委員会や地元企業と協力をして、小学校の先生・学校関係者向けに1日でプログラミング教育の背景を知る・体験できる『プログラミング教育明日会議』を参加費無料で、北海道から九州にわたる全国10都市にて実施いたします。
開催目的・背景
本年3月に文部科学省より次期教育指導要領(2020年完全施行)での小学校段階からのプログラミング必修化が告示されました。しかし、ICT教育に注力する教育機関や地方行政の取り組みは増えているものの、全国2万校40万人の小学校の先生方はプログラミング教育についての知見を得る機会が限られております。特に地方に関しては、東京と比べプログラミング教育への取り組みの情報格差があるのが現状です。
また、学校の先生に対して「プログラミング教育を授業で取り入れる際に障壁だと思うもの」に関するアンケートを行いました。その結果、約半数の先生が「学校内の体制や設備が整っていない」「市の財政面の課題」等の地方行政や学校全体の取り組みが課題と答えました。
このような結果を踏まえ、みんなのコードは学校の先生のみならず、全国各地の教育委員会と協力し、教育委員会・企業に現場の先生の声を聞く機会を提供することを通して、現地のニーズにあったプログラミング教育の普及を目指し、教育委員会・企業・学校の先生みんな一緒にプログラミング教育のあるべき未来を描きます。
『プログラミング教育明日会議』開催概要
- 日時:2017年6月3日(土) 〜2018年3月31日(土)
- 参加費:無料
- 参加対象:学校の先生・地方行政関係者
- 開催予定地:北海道、宮城、東京、長野、石川、愛知、大阪、島根、香川、福岡
- 内容:この度初の試みとなる、教科の中でプログラミング教育を実施する模擬授業を実施し、たった1日でプログラミング教育未経験の学校の先生がプログラミング教育の背景を知り、実践まで体験できます。
他には文部科学省「小学校段階におけるプログラミング有識者会議」の委員も務めたみんなのコード代表理事利根川裕太による基調講演、各地域で意欲的にプログラミング教育を実践している先生による実践報告、全国から集ったプログラミング関連教材各社の出展によるプログラミング教材研究等を学校の先生のみならず、地方行政や企業と協働で研究することによって、地方に合ったプログラミング教育の普及の在り方を模索していきます。
シンポジウム詳細
開催予定地:
ブロック | 都市 | 参加人数 | 開催日 | 開催方法 |
北海道 | 札幌 | 100 | 8/10 | (単独開催) |
中部 | 長野 | 80 | 6/3 | 主催:長野県教育委員会、協力:みんなのコード特別協賛:株式会社電算 |
関東 | 東京 | 300 | 8/22 | 共催:早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所・鷲崎研究室G7 PROGRAMMING LEARNING SUMMIT 実行委員会後援:東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、埼玉県教育委員会、茨城県教育委員会、栃木県教育委員会、千葉県教育委員会、群馬県教育委員会(※申請中) |
関西 | 大阪 | 100 | 8/5 | (単独開催) |
四国 | 香川 | 200 | 8/21 | 後援:香川県教育委員会 |
九州 | 福岡 | 100 | 8/18 | 共催:福岡県教育委員会 |
(※2017年6月24日現在。開催方法に関して、追加の可能性あり)
その他9月以降開催予定地:宮城、石川、愛知、島根
1. 内容
基調講演
文部科学省有識者会議の委員も務めました弊団体代表理事の利根川による「プログラミング必修化の狙いと実践」についての基調講演を行います。
2.実践報告
既に先行して実践している小学校の先生の生の声を語っていただきます。来場者の先生に近い視点からの情報が提供されます。
3.教材研究
先生が自分の手で各種プログラミング教材を触ることにより、自身のプログラミングへの理解の第一歩となります。また、多忙な先生が一日で多数の教材を研究する機会になります。
4.模擬授業
子どもたちがプログラミングに熱中する様子を来場した先生等に見ていただくことにより、「プログラミングを授業に取り入れたい」と思っていただく為実施いたします。
5.情報交換会
先生にとって、自身の学校では周囲にプログラミング教育に理解のある人が少ない場合が多く、感度の高い先生同士で情報や今後の関係構築に機会を提供いたします。