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能登半島地震の被災地域の子どもたちにクリエイティブな学習機会を提供

プレスリリース

〜みんなのコード、「第2回子どもを未来につなげる奨学助成プログラム」に採択〜

特定非営利活動法人みんなのコード(神奈川県横浜市、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、このたびデロイト トーマツ ウェルビーイング財団(以下、DTWB)の「第2回子どもを未来につなげる奨学助成プログラム」に採択されました。これにより、みんなのコードは、能登半島地震に伴い避難生活を続けている10代の子どもたちを支援します。

助成プログラムへの応募背景

石川県加賀市から委託を受けみんなのコードが運営する10代の子どもに向けた社会教育事業「コンピュータクラブハウス加賀」がある石川県では、能登半島地震の影響を受け未だ避難生活を続けている子どもたちがたくさんいます。

加賀市に避難した児童生徒のなかには、混乱のなかで学習に支障をきたしたケースもありました。

そこで、みんなのコードは、日常を取り戻せていない子どもたちへ彼らがこれからの生活に活力や意欲を持てるようになる機会を提供したいと考え、DTWBの「第2回子どもを未来につなげる奨学助成プログラム」へ応募しました。

被災地域の子どもにクリエイティブな学習機会を

みんなのコードは、当プログラムの助成金を活用して、発災前の生活を取り戻せていない子どもたちへ加賀市でのクリエイティブな学習機会を無償で提供します。

突然の震災で異なる生活を強いられ学習機会を失った加賀市とその周辺で過ごす子どもたちへ、得られたはずの学習機会を補うことに加え、子どもたちが自分の好きなことや可能性に気付き今後の生活に意欲的になれるような、創造的な活動機会を提供します。

具体的には、石川県加賀市、白山市、金沢市等へ避難生活をしている10代の子どもたちを、みんなのコードが加賀市とともに運営する社会教育事業「コンピュータクラブハウス加賀」へ招待し、動画、アニメーション、デジタルイラストなどの制作や、プログラミングなどテクノロジーを活用した創作活動を含む『クリエイティブな学習』を支援します。さらに、避難先からコンピュータクラブハウス加賀までのバス送迎、昼食及び学習支援なども無償で提供します。

関係者コメント

●コンピュータクラブハウス加賀 本プロジェクトリーダー 古岡 史帆

石川県内に拠点をおいて活動をしているおかげで、多くの子どもたちから被災者の生活や悩みを聴くことができました。次の段階に進んでいく子どもたちを見送りながら、「まだ悩みは尽きないな」「何かできることはないかな」と感じていたため、今回の採択を機に見守りやサポートができることを嬉しく思います。

第2回子どもを未来につなげる奨学助成プログラムについて

DTWBは子ども教育分野のプロフェッショナルであるKUMONと連携して、子どもの「食事」と「学習」を同時に支援することで、困難を抱える子どもがより良く生きるための活動を応援する『子どもを未来に繋げる奨学助成プログラム』を、2023年より実施しています。

今年は能登半島地震で被災した子どもの支援を行う助成枠が新設され、被災地域のこども食堂や無料塾等の拠点が利用困難となっていることに鑑み、被災した子ども達の「食べる」と「学ぶ」をサポートする拠点として活動している団体も助成対象となりました。

コンピュータクラブハウス加賀とは

コンピュータクラブハウス加賀は、子どもたちが新しいテクノロジーに触れながら自由な創作活動を行うことができる第三の居場所です。

先進的なテクノロジー教育を推進している加賀市で2019年に誕生したこの居場所では、家庭の経済的な状況に関わらず全ての10代の子どもたちが、パソコン、iPad、VR、3Dプリンターなどのテクノロジー機材を無料で使うことができます。年間に延べ1,500人以上の子どもたちが、この居場所で創作活動をしています。

Webサイト:https://computer-clubhouse.jp/