特定非営利活動法人みんなのコード(神奈川県横浜市、代表理事:杉之原 明子、以下みんなのコード)は、石川県加賀市における地域拠点の活動について、同市に設立された一般社団法人クリエイティブネットかが(代表理事:村上あみ、以下クリエイティブネットかが)が活動を担うことをお知らせします。
これにより、みんなのコードがこれまで加賀市で行ってきたテクノロジー×子どもの創造的な学びの場の主体を、地域主体の運営へと移行し、持続可能な運営体制の構築につなげていきます。
背景
みんなのコードは2019年、米国発の学習拠点ネットワーク「Computer Clubhouse」をモデルとした日本初の拠点として石川県加賀市にコンピュータクラブハウス加賀を開設しました。その後、各地域の特性を生かしながら、地域や家庭環境に左右されず子どもたちがテクノロジーに触れられる場づくりに取り組んできました。
- 2019年:コンピュータクラブハウス加賀(石川県加賀市※2025年3月に休止)
- 2020年:ミミミラボ(石川県金沢市)
- 2021年:てくテックすさき(高知県須崎市)
こうした取り組みについて、2026年1月に三菱UFJリサーチ&コンサルティングが公表した調査研究「こどもの居場所の評価手法の開発 ~分野横断的・組織横断的に政策効果が期待される地域事業の評価手法(SROIおよびレーダーチャート評価)の開発・試行~」では、コンピュータクラブハウス加賀を対象に社会的投資収益率(SROI)分析などを用いた評価が行われ、子どもが創造的な活動に取り組める環境として多面的な価値を持つことが示されています。
2025年度は、コンピュータクラブハウス加賀は休止し、「STEAMクラブ」としてテクノロジーを活用した創造的な学びの場づくりに取り組み、地域で子どもたちの学びを支える新たなモデルづくりに挑戦しています。
今後、より地域に密着した活動を進めるため、これまで加賀で展開してきた活動を引き継ぎ、一般社団法人クリエイティブネットかがが設立され、新たな体制で活動を展開していくこととなりました。本団体の活動を通して、地域における子どもたちの創造的な学びの機会の充実につなげていきます。
新法人一般社団法人クリエイティブネットかがについて
クリエイティブネットかがは、「かがの子どもたちがテクノロジーを楽しく活用し創造的・探究的な学びと活動を通じて地域の未来を切り開くクリエイティブな人間として育っていく環境の整備を目指します」をビジョンに活動していきます。
以下の活動を軸に、加賀市のテクノロジーを活用した子どもの創造的な学びの環境づくりに貢献します。
- つくる:プログラミング、映像制作、生成AI、ロボットなどのテクノロジーを活用し、子どもたちが自由に創作できる環境を提供
- つなぐ:地域の若者メンターや企業、教育関係者と子どもたちを結び、学びが地域社会へ広がる機会を創出
- 育む:学校や家庭以外でも安心して挑戦できる、創造的な学びのコミュニティを育む
- ひろげる:地域イベントや発信を通じて、子どもたちの活動を社会へ届け、地域の学びの循環を生み出す
【法人概要】
- 団体名:一般社団法人クリエイティブネットかが
- 代表理事:村上あみ
- 所在地:石川県加賀市
- 事業内容:テクノロジーを活用した子どもの創造的な学びの環境づくり
- 役員:村上あみ、小栗弘樹、河西 勇季

一般社団法人クリエイティブネットかが 代表理事 村上あみコメント
わたしは2023年から石川県加賀市で10〜18歳の子どもたちと共に、「STEAMクラブ」という学びの場づくりに取り組んできました。これまでデザインや映像の仕事で培ってきた経験を活かし、旧コンピュータクラブハウス加賀の運営に関わる中で、子どもたちが主体的に“自分の意志でやってみたい”と思える環境を地域に根づかせたいという思いが強く感じてきました。
3Dプリンターや映像・音楽制作などの活動を通じて、子どもたちは失敗を重ねながら、自分の手で形をつくり、仲間と協働する力を育んでいます。私は社会教育士として、一方的に「教えること」だけではなく、「一緒に楽しみながら考えること」を大切にしています。
また、子どもたちが過度なインプットやアウトプットに追われることなく、自分の興味や発想を深められるよう、「思考の余白」を大切にした学びの環境を育てていきたいと考えています。
新法人として新たな一歩を踏み出すことで、地域の皆さんと共に、子どもたちが安心して挑戦できる環境を育て続けていきたいと考えています。
みんなのコード 代表理事 杉之原明子コメント
みんなのコードはこれまで、地域の子どもたちがテクノロジーを創造的に楽しめる環境づくりに取り組んできました。今回、加賀の拠点が地域主体の法人としてスピンオフすることは、私たちにとっても大きな節目であり、これまで社内で行ってきた活動が新たな形で続いていくことを嬉しく思っています。
地域に根ざしたプレイヤーが主体となり、持続可能な学びの場を育てていくことは、これからの社会教育において重要なあり方の一つです。みんなのコードは今後もパートナーとして関わりながら、子どもたちが創造を育める機会を広げていきます。
NPO法人みんなのコードについて
みんなのコードは、「誰もがテクノロジーを創造的に楽しむ国にする」をミッションに、全国でテクノロジー教育の普及活動を推進する非営利法人です。公教育におけるテクノロジー教育拡充に向けた政策提言や学術機関と連携した実証研究、プログラミング教材の開発・提供、プログラミング教育を担う先生方向けの各種研修の企画・開催、子どもたちが自由にテクノロジに触れられる“第三の居場所”づくりなど、幅広い取り組みを行っています。
代表理事/杉之原 明子、設立/2015年7月


