学校教育支援の取り組み

2020年度、小学校学習指導要領の全面実施に伴い、プログラミング教育も必修化となりました。
みんなのコードは、この全面実施にあたり、より未来に視野を広げ「2020年度以降、プログラミング教育が目指すべき方向性は何か」を考え、企業・行政と協力し、学校の先生を支援することで、子どもたちへのプログラミング教育の更なる充実を図っています。その実現として、学校の先生方への研修会、研究会の指導助言を主とする「人のアプローチ」と、教育現場で容易に取り組めるプログラミングコンテンツを開発して、授業実践を後押しする「テクノロジーのアプローチ」を両輪としています。

✴︎ 小学校支援

▶︎人のアプローチ

2020年度、小学校プログラミング教育が全面実施となりました。みんなのコードでは、「プログラミング教育指導教員養成塾」と称して、必修化に向け100を超える全国の自治体教育委員会、各地の研究団体の協力のもと、プログラミング教育を指導できる質の高い指導教員の育成に取り組んでまいりました。全面実施となった今、過去3年間の取り組みで2000人を超える地域リーダーが、各地で推進力となって精力的にプログラミング教育の普及に取り組んでおります。

みんなのコードでは、小学校での「指導教員養成塾」のプログラムを終了し、今後は、各自治体や研究団体、各学校の校内研究の支援に注力していきます。具体的には、各教育委員会が開催する悉皆研修や選択研修、実技研修などをご支援します。また、校内研究における「研究授業」の指導助言者として、教科におけるプログラミング教育の推進もご支援していきます。その他、模擬授業や教材体験・紹介など、現場の先生方のニーズに応えるべく研修設計もいたしますので、お気軽にお問い合わせください。研修予算等も、各自治体の基準に則って対応させていただきます。

▶︎テクノロジーのアプローチ

「プログル」は、全国各地の学校で、先生が授業ですぐに使うことができるように開発された、みんなのコードの無償のプログラミング教材です。プログラミングを通して教科学習を深めることを目指し、インターネットに接続したパソコンやタブレットのブラウザ上で作動し、インストール・アカウントの設定・ログインなど手間のかかる準備作業は全く不要です。すぐに利用することができるメリットから、2020年10月現在、80万件を超えるアクセスがあります。
「プログル」は、あらかじめ準備されている命令が書かれたブロックを正しく組み合わせていく「ブロックプログラミング」で、課題をクリアしては次のステージに進むドリル型の教材です。学習指導要領にそった指導案つきのコースが用意されており、プログラミングにあまり詳しくない先生でも、授業に導入することができます。算数、理科の各コースは、次のように構成されています。また、プログラミングを通じて、各教科の学習だけでなくコンピューターを使いこなすことの楽しさを体感できる教材でもありますので、是非、多くの先生方にご活用いただきたいと思います。

✴︎ 中学校支援

▶︎人のアプローチ

今年度より小学校でプログラミングが必修となりました。2021年度からは、中学校においてもプログラミングに関する学習内容も大きく増加します。「技術・家庭」の技術分野で学ぶ「D 情報の技術」の内容が再編されます。これまでも中学校では「プログラムによる計測・制御」という内容でプログラミングを学習してきましたが、新学習指導要領では、「計測・制御のプログラミングによる問題の解決」に加え、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」が追加されます。みんなのコードでは、小学校におけるプログラミング教育普及の支援活動・研修会支援の経験をもとに、中学校学習指導要領改訂の移行期間である今年度より、下記の内容で全国14都市・約700名の参加で「技術分野・情報の技術」の研修会を無償で実施しております。

本研修会は、2021年度も教育委員会及び各研究団体と連携しまして、引き続き無償提供して参りますので、開催希望される自治体教育委員会、研究団体は、本ページ末の問い合わせフォームからご連絡ください。

受講した先生方の声

  • 模擬授業を通して、授業のイメージを持つことができた
  • 学校に持ち帰って実際に授業を進めるイメージが持てたから
  • (実習で)生徒のつまずきをこちらでも理解できたから
  • 特に具体的な実習時間も充実してはいましたが、講師の先生が要所要所に見せる未来を生きる子ども達にどんな力を身につけさせたいのかが伝わってきました
  • 今後の新指導要領のプログラミングの扱いや、また使いやすい教材の提示などがあり充実していた

2021年度の中学研修会について(PDF A4 1ページ)

▶︎テクノロジーのアプローチ

みんなのコードでは、新学習指導要領に追加された「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」を学ぶための無償教材「プログル技術」を開発しました。「プログル技術」も、全国の小学校で活用されている「プログル」同様、先生方が授業の中で無理なく取り入れ、指導できるように設計されています。

「プログル技術」は中学生にもおなじみの「チャットアプリ」を、視覚的にも直感的にもわかりやすい「ビジュアルプログラミング」を用いながら作成し、裏側の仕組みを理解していく流れです。教材は、5つのレッスンから構成されており、各レッスンがそれぞれ1コマの授業でも扱いやすい分量にまとまっています。ひとつ一つの学習課題や、最終的な学習のゴールも明確で、生徒が自力で取り組むことができる内容のため、プログラミングの指導に不安がある先生方も安心して利用できます。本教材を通じて、画面デザインからサーバ通信の概念・セキュリティ・マルチメディアの取り扱いなど、情報化社会の中で生活する上で必要となる考え方を自然と身につけられると共に、その中で、デザインを工夫したり機能を作ったりと創意工夫をしてオリジナリティを創出することも可能です。また、従来の教材とは異なり、PCへのインストール不要、ブラウザと先生のメールアドレス1つですぐに利用開始できます。登録作業やID・パスワード等の管理など、多忙な先生方の負担を軽減しつつも、生徒の進捗管理や課題提出状況が把握できる先生用管理画面が用意されているなど、学校現場の課題に寄り添ってきた、みんなのコードならではの機能が多数搭載されています。ぜひ、授業でご活用ください。

使用した先生方の声

  • 準備にかかる負担が少なく、始めやすい
  • 教科書の内容に沿っていて使いやすい教材
  • すぐに授業で利用できそう
  • 見るだけで進め方が理解できる、わかりやすいUIや説明

✴︎ 高等学校支援

▶︎人のアプローチ

今年度、小学校でプログラミング教育が全面実施。来年度は中学校においてもプログラミングに関して新しい学習内容が加わります。小学校でプログラミングを体験し、中学校でプログラミングの基礎を学んできた生徒が高校に進学する2022年度から、高校の教科「情報」が大きく変わります。
高校の「情報科」は、現行の学習指導要領では「社会と情報」及び「情報の科学」の2科目からの選択必履修となっていますが、次期指導要領では共通必修科目として「情報I」(2単位)へ改編されます。内容は、問題の発見・解決に向けて、事象を情報とその結び付きの視点から捉え、情報技術を適切かつ効果的に活用する力を育むことを目的として、以下のような内容となっています。

①情報社会の問題解決  
中学校までに経験した問題解決の手法や情報モラルなどを振り返り、これを情報社会の問題の発見と解決に適用して、情報社会への参画について考える。
②コミュニケーションと情報デザイン
情報デザインに配慮した的確なコミュニケーションの力を育む。
③コンピュータとプログラミング
プログラミングによりコンピュータを活用する力、事象モデル化して問題を発見したりシミュレーションを通してモデルを評価したりする力を育む。 
④情報通信ネットワークとデータの利用
情報通信ネットワークを用いてデータを活用する力を育む。

みんなのコードでは、高校の新学習指導要領の趣旨に沿って、小学校及び中学校での研修支援等の実績から、「高校情報研修」にも取り組んで行きます。
今年度は今後を見据えた試行として、岡山県の情報教育研究会でオンライン研修、神戸市教育委員会主催でオフライン研修を実施したのちに、公立私立のご担当の先生ならびに指導主事の方々よりご意見をいただく予定です。

2021年度の高校研修会について(PDF A4 1ページ)

▶︎テクノロジーのアプローチ

みんなのコードでは、小学校、中学校の児童生徒の発達段階及び学校の教育環境も見据えて、先生方が授業の中で無理なく取り入れ指導できる教材「プログル」を開発し、無償提供してきました。高校の「情報I」においても、同様のコンセプトの学校現場で気軽に活用できる「プログル」の高校版を開発し、2021年度の公開を予定しております。

✴︎ その他

▶︎教員養成大学支援

みんなのコードは、小学校支援から始まり、中学校支援、高校支援と活動を広げてきました。実践的な支援を進めるにあたり、小学校教員養成課程への必要性を強く感じて参りました。「小学校プログラミング」は教科ではないので教員養成課程の正規枠になりませんが、小学校の現状から考えると必須の内容だと認識しています。そこで、みんなのコードでは、小学校現場で必要される知識としてのブログラミング教育導入の背景や、実際の授業展開や模擬授業を組み込んだ「小学校プログラミング教育」の出前授業を実践してきました。位置付けは、各大学のカリキュラムによって違いますが、将来、教員になる学生にとっては意義ある授業だと思います。

先行実施事例

【鎌倉女子大学】
2018年度 希望者のみ出前講座試行
2019年度 初等教育の演習として総合・算数・理科の模擬授業
     ・プログラミング教育の概論

【帝京平成大学】
2019年度 教員養成課程 新学習指導要領の概要講座
     総合と算数の模擬授業 オンラインアンケートの活用

今後、ますますニーズの高まる小学校プログラミング教育に関する支援を、みんなのコードは推進してまいります。プログラミング教育に関する模擬授業や教材体験・紹介など、小学校の現場目線で提供いたしますので、お気軽にお問い合わせください。研修予算等も、各大学の基準に則って対応させていただきます。

▶︎在外教育施設支援

世界にある約100の日本人学校は学習指導要要領に基づいて、国内同様の教育活動が展開されています。当然、日本人学校小学部においては「プログラミング教育」の取り組みも要求されます。が、諸事情で国内同様の実践的な取り組みは厳しい現状があります。みんなのコードでは、今年度、時差の少ないオーストラリア・メルボルン日本人学校で高学年の算数と6年の理科について、オンライン授業を試行的に進めております。今後は、国内での実践実績も踏まえて、在外教育施設へのオンライン授業の支援も考えております。情報量の少ない在外教育施設においても、支援をしていくことが私たちのミッションでもあると思いますので、プログラミング教育に関するご要望やお問い合わせがございましたら、どうぞ、お気軽にご連絡いただきたいと思います。

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